チャイルドマインダーとは?

母親と子供の手

チャイルドマインダーとは、100年ほど前にイギリスで生まれた家庭的保育のエキスパートを指します。

100年とはそう長くない歴史のように感じますが、育児や保育というものは古くから通年行われていたはずで、100年前よりさらに以前にも、チャイルドマインダーのような家庭的(在宅)保育の形式はあったのではないでしょうか。
子を持つ親にとって、「子育て」とは生涯切っても切れない関係のはずですから。

さて、発祥の地イギリスでは、全体的にチャイルドマインダーの認知度は非常に高く、日本でもにわかに需要が高まってきているようです。

チャイルドマインダーが注目されている理由の一つに、近年のいじめ問題や、若年層による暴行事件などの問題が多発しているという背景があるのではないだろうかといわれています。
共働きの家庭が増えるに比例するように、託児所などの児童預託施設への需要が増えてきていますが、やはり親の立場としては、子供の性格が形成される幼年期に、しっかりと愛情をもって育ててくれる施設を、と考えるものです。

また、日本では子供を預ける保育機関(児童福祉施設)の不足が深刻な問題となっています。

児童福祉施設として真っ先に思い浮かぶのが「保育所(園)」だと思いますが、それと同様に注目を集めるようになったのがチャイルドマインダーです。
最近では、TVなどでも取り上げられ、児童保育の資格として、保育士と並ぶ人気資格となりました。

チャイルドマインダーとは、現在の児童福祉施設の不足を補う専門機関として、これからの日本の保育を支えていく職業といえるでしょう。

どんな仕事をするの?

家で絵を書く子供

チャイルドマインダーの仕事内容は、それぞれの仕事形態により大きく異なっています。

まず、代表的なものでは「0歳から12歳までの子供を自宅に預かる」という在宅保育型。自宅を児童保育所として開業し、そのアットホームな環境の中での少人数保育を行なう、といった内容になります。

また、少人数制の保育を基本としているため、子供に近い目線で、その子の個性や特徴に応じた保育が行われ、必要であれば、子供のしつけや教育などもサポートします。

一人のチャイルドマインダーが預かれる子供は最大4人まで!

保育園やベビーシッターとの大きな違いとしては、やはり少人数保育という観点から、先方の家庭環境に準じた、子供への「教育指導」「健康管理」を一人ひとりに行なえる、ということでしょう。
そのため、他の児童福祉施設と比較すると、チャイルドマインダーの方がより保護者に近い立場で子供の教育を行うことが可能です。これは、子供を預ける方にとっては大きなメリットといえるかもしれません。

また、チャイルドマインダーは在宅保育を基本としている一方で、希望があれば、チャイルドマインダー自身が依頼された先方宅や施設に出向いて、保育を行なうというケースもあります。預かる子供の年齢や人数等の対象設定は上記と変わりありませんが、出向する以上、在宅時に比べると、より先方の家庭環境を考慮した保育が必要とされます。

他の保育職にも共通することですが、チャイルドマインダーは子供と接することを仕事としています。また、少人数保育という形が一般的なことから、子供が好きな方以外では勤まらないでしょう。少人数での対応になりますので、子供とより深い付き合いになる必要性があるからです

逆に、子供と接することが大好きな方や、保育関連の仕事に従事したい方などは、あらゆる保育の活動現場で活躍できる可能性を持っています。例えば、将来的に保育士を目指すという過程で、チャイルドマインダー資格をもとに、家庭的保育のスキルをアップさせたり、各企業の託児所ルームなどで働くチャイルドマインダーもいます。

まだ未熟な成長過程の子供を預かる以上、子育てや保育関連の職業では、ある程度の保育に関するスキルはもちろん必要ですが、それは後天的なもので、経験を積むことや学習することによって自然と上達していくものです。

0歳から12歳までの子供を対象としているだけで、人と接するという点では、他の接客業と変わりありません。子供は大人が考えている以上に「大人というもの」を正直に見ます。また、預ける側としても、選択肢が複数あれば、「人柄のよい」「子供を親身になってみてくれる」チャイルドマインダーに預けたいと考えるのが自然です。

もし、子供を預けることをお考えの方は、各チャイルドマインダーによって運営方針は異なりますので、ご要望等を直接相談してみてはいかがでしょうか。きっと親身になって相談に応じてくれることと思います。

子供と接するのが好きでたまらない方には、チャイルドマインダーという仕事はまさに天職といえるでしょう。

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